国分 酒類総合展示・きき酒会開催

2019年06月04日

 【東京】国分グループ本社(中央区日本橋、國分晃社長)は5月22日、港区の品川プリンスホテルで「国分酒類総合展示・きき酒会」を開催した。

 同展示会には日本酒・本格焼酎蔵元、ワインメーカー、ビールメーカーなど196社、食品・菓子メーカー28社が出展し約1500人が来場した。

 北海道から九州まで、全国の蔵元が参加している「地酒蔵元会」のコーナーでは51社(酒器メーカー含む)が自慢の逸品を紹介した。

 特別企画では▽10月1日は日本酒の日=日本酒を盛り上げる施策として、秋口が旬の「ひやおろし」の棚割り提案、豆樽などを使用した売場の紹介を行った▽東京オリンピック・インバウンド関連=国内インバウンド消費を促す施策を準備。オリンピックカラーの日本酒などを展開した▽女性にお勧めのお燗=ビギナーでも飲みやすいお燗酒の提案を行った。各蔵元の女性社員からのおすすめ動画も放映▽洋食×日本酒マリアージュ=トマトソース、デミグラスソースなど4タイプのソース別に日本酒とのマリアージュを提案した――などを行った。

 地酒蔵元会コーナーに出展した「秋田酒類製造」は「純米大吟醸蔵付酵母仕込み磨き35」を前面に展開した。同商品は秋田県産酒造好適米「秋田酒こまち」を35%まで磨いた技術の粋を結集した逸品となっている。

 「お福酒造」は「お福正宗純米吟醸吉川」などを出品した。「純米吟醸吉川」は五百万石の産地である上越市吉川町産の五百万石を100%使用した淡麗旨口の酒。ほかにも昔ながらの方法で酒を絞った「お福正宗槽垂原酒」も出品した。

 「菊水酒造」は3月に発売した「ふなぐち菊水一番しぼり」の新容量「500ml缶」を前面に展開した。リキャップが可能な新容器を採用したことで、品質をキープしながら気軽に持ち運ぶことができる。行楽需要やアウトドア・キャンプシーンなどでの需要を狙う。

 同展示会ではほかにも▽灘・伏見清酒の美味しく優しい飲み方提案=「サムライロック」や日本酒と合う料理の提案▽九州と本州の焼酎の飲み比べ=九州と本州の焼酎の飲み比べ企画。前割焼酎とハイボールで提供された――などの企画に加え、各社ビールメーカー企画や日本産ワインコーナー、クラフトビールコーナー、国分オリジナルPBコーナーなど多彩な企画で酒類の発信を行った。