大阪酒販青年会 「大阪酒」の魅力訴求、第7回大阪地酒天満大酒会

2019年06月03日

 【大阪】大阪酒販青年会(松浦知弘会長)は5月26日、「大阪の地酒」が集結する消費者向けイベント「第7回大阪地酒天満大酒会」を大阪市北区のOAP(大阪アメニティパーク)特設会場で開催した。

 同イベントは、地元大阪の酒を復権させるため、また消費者に大阪の街の酒屋をアピールするために、大阪府酒造組合と協力し、大阪府小売酒販組合連合会、大阪北小売酒販組合、大阪観光局の後援とOAPの協力のもと開催し、今回で7回目となる。

 江戸時代、大阪は天下一の酒どころで、摂津・河内・和泉と呼ばれた三州で造られる酒は江戸の人々を熱狂させた。同イベントでは、北摂の山間から泉南の海沿いまで、大阪の土地・歴史・風土が育て上げた「大阪の地酒」14酒蔵が大阪城を望むOAP特設会場に集い、「大阪酒復活」の狼煙をあげた。

 イベントには、▽「秋鹿」(秋鹿酒造)▽「三輪福」(井坂酒造場)▽「清鶴」(清鶴酒造)▽「荘の郷」(北庄司酒造店)▽「國乃長」(壽酒造)▽「天野酒」(西條)▽「長龍」(長龍酒造)▽「元朝」(寺田酒造)▽「浪花正宗」(浪花酒造)▽「松花鶴」(藤本雅一酒造場)▽「片野桜」(山野酒造)▽「呉春」(呉春)▽「緑一」(吉田酒造)▽「利休梅」(大門酒造)の14蔵がブースを出展。計70種の自慢の地酒を1杯100円~300円で提供した(一部、地ビール500円も提供)。

 会場内では、OAP飲食店フード特別ブースのおつまみメニューや「泉州名物がっちょの唐揚げ」「ちぎり天」など大阪産の食材を活かした大阪産(もん)うまいもんの屋台の出展、日本酒の即売所、日本酒のソムリエ「きき酒師」の資格を持つ「女きき酒師軍団」のブース出展と来場者との交流など、大阪の地酒を楽しくアピールした。またステージでは、樽酒開栓ライブと振る舞い酒も行った。

 松浦会長はオープニングのあいさつで、「7回を数える当イベントは一度も雨にあったことがなく、本日も晴れのもとでの開催となった。回を重ねるごとに盛況となることに感謝している。近年ではインバウンドのお客様も多いので、大阪のお酒を存分に味わい、日本にはこんな美味しいお酒があると知ってもらいたい」と来場者に呼びかけた。