サントリーワインアンバサダーに岩田氏就任

2019年05月03日

 【東京】サントリーワインインターナショナルは4月から、アジア・オセアニア最優秀ソムリエの岩田渉氏をサントリーワイン・ブランドアンバサダーに起用すると発表し、12日に千代田区の日比谷コンベンションホールで記者会見を開催した。

 岩田氏は1989年愛知県生まれ。同志社大学に在学中、留学先のニュージーランドでワインに魅了され、4年間ワインの勉強に没頭した後、2014年にソムリエ資格を取得した。昨年10月には京都で開催された「第4回A.S.Iアジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」で優勝。今年3月にベルギーで開催された「第16回A.S.I世界最優秀ソムリエコンクール」にアジア・オセアニア代表として出場し、準決勝進出を果たした。

 岩田氏がブランドアンバサダーに就任したことで、「日本ワイン」をはじめとするさまざまなワインの魅力や楽しみ方を幅広い層の消費者に伝えていく。

 会見で岩田氏は「ここ最近海外の造り手、ソムリエ、飲み手の方に会う機会が多くなり、『日本ワイン』について聞かれることがあった。日本人のソムリエとしてまず『日本ワイン』に関しては誰よりも詳しくないといけないと思っている。消費の面では最近、『日本ワイン』は若干元気がないように感じる。海外では若い世代の活躍によって、ワイン市場が活性化している。ブランドアンバサダーに就任したことで消費者と造り手の架け橋になり、市場活性化のムーブメントを国内でも起こしたい」と就任に際しての抱負を語った。