佐賀酒類販売 「恋する梨ワイン」を一新

2018年12月12日

 【佐賀】全酒類・食品卸の佐賀酒類販売(矢野善紀社長、本社・佐賀市)が12月10日「恋する梨ワイン」の販売を開始した。2015年リニューアル発売の同品をさらにグレードアップ。パッケージデザインも一新し再発売するもの。

 佐賀県伊万里産の豊水を100%使用。「白ワインにもかかわらず赤ワイン製法で製造し、より果実味と香り豊かなワインに仕上げた」。

 ラベルは梨をモチーフに高級感漂う金箔使用。ボトルも透明瓶から、紫外線透過を抑えることで品質安定に寄与し爽やかな印象を与えるグリーン瓶に変えた。スクリューキャップ採用。

 ▽原材料=梨(佐賀県伊万里産)▽アルコール分=8%▽容量/希望小売価格(税込)=720ml/1450円

 今年の生産本数は1600本の見込み。佐賀県内の大手コンビニ、及び佐賀県全域、福岡県、長崎県の一部の一般酒店、スーパー、量販店等で販売される予定だ。

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 同社の第69期(平成29年7月-30年6月)決算は減収増益。昨年6月には酒類の公正な取引の基準施行もあり「量から質への転換」が数字に表れた。基準施行により一部量販店の店頭売価上昇による販売不振と県外業務用酒販店の帳合が変更され、酒類総販売量は4万1121kl(前年比95・5%)、総販売金額191億3300万円で着地。一方、経常利益は効率化・合理化の進展もあり2億2900万円に上った。社員数は107人(再雇用及びアルバイト8人含む)。

 今後前面に出し販売に取り組むとしているのが「全国的にも有名になっている佐賀の地酒」。今年3月には県内12社の蔵元が協力のもと県内4卸会社で「チャレンジ・ザ・佐賀ん酒 季節限定 純米酒」を初企画・発売し、福岡・長崎地区でも好評で当初計画数量以上の成果を上げている。