キリンビール 「タップ・マルシェ」新商品、福岡で発表

2018年12月18日

 【福岡】キリンビール(布施孝之社長、本社・東京)は来年1月15日から「Tap Marche(タップ・マルシェ)」で「宮崎ひでじビール㈱」(永野時彦社長、宮崎県延岡市)が製造販売する「九州 CRAFT 日向夏(ひゅうがなつ)」の取扱いを開始する。タップ・マルシェはクラフトビールの提供を通じ新たなビール文化の創造を目指す取組で、飲食店で専用ディスペンサーの設置を進めている。12月18日、福岡市のキリンビール九州統括本部で松浦泰彦本部長、安武直幸・南部九州支社長、宮崎ひでじビール永野社長臨席の新商品発表会・試飲会を開き明らかにした。

 資本の移動はなくパートナー関係となることで実現したもの。松浦本部長は「クラフトビールは本当造り手その人ごとに素晴らしい世界がある。それをお客様にとにかく知っていただきたい。キリンビールのブランドに限らず、とにかくたくさん賛同いただけるブルワリーさんの力を借りて、クラフトビールの世界を大きく広げていきたい」と話した。

 永野社長はJBA全国地ビール醸造者協議会・副会長、KCBA九州クラフトビール協会・会長。「タップ・マルシェというクラフトビールを楽しめる場を広げていく新しい提案に強い意気込みを感じ、また九州統括本部の理念『世界一の九州・沖縄をつくろう。』という取組も、当社が11月にスタートさせた『九州 CRAFT』のコンセプトと合致し、共に九州の魅力を発信する意味で良い関係を築けると確信した」と参画の決め手を振り返った。