平成29年年間主要酒類輸出 6年連続で過去最高に

2018年03月01日

 昨年一年間の酒類の輸出状況が発表され、全体で前年比26・8%増となる545億円となり、6年連続で過去最高を記録した。品目別では清酒が19・9%増、ウイスキーが25・8%増、ビールが35・7%増、リキュールが18・2%増といずれも2ケタを超える増加となるなど、高い伸びを示した。

 酒類の輸出数量についても、16万9023klとなり35・5%増加。過去最高の水準となった。

 国(地域)別の輸出金額は、上位10カ国(地域)すべての輸出金額が増加。上位3カ国は昨年同様で、アメリカが120億円でトップ。韓国が108億円、台湾が53億円と続いた。

 品目別輸出金額は、▽清酒=186億7900万円(19・9%増)▽ウイスキー=136億4000万円(25・8%増)▽ビール=128億7300万円(35・7%増)▽リキュール=49億7800万円(18・2%増)▽焼酎=21億2900万円(8・9%増)▽その他=22億1000万円(141・2%増)――となり、多くの品目で前年比2ケタの伸びを示しており、特にビールが35・7%増と高い値となった。

 また、清酒の輸出金額は約187億円となり、前年比19・9%増加。輸出数量は約2万3482klとなり19%増となり、いずれも8年連続で過去最高となった。

 品目別輸出先上位国は、▽清酒=1位・アメリカ(60億3900万円)、2位・香港(27億9900万円)、3位・中国(26億6000万円)▽ウイスキー=1位・アメリカ(37億1700万円)、2位・フランス(27億3900万円)、3位・オランダ(18億円)▽ビール=1位・韓国(80億4600万円)、2位・台湾(14億7200万円)、3位・アメリカ(8億2600万円)▽リキュール=1位・台湾(12億7000万円)、2位・香港(8億4900万円)、3位・アメリカ(7億7200万円)▽焼酎=1位・中国(5億600万円)、2位・アメリカ(4億5600万円)、3位・台湾(2億5400万円)▽その他=1位・香港(3億9600万円)、2位・韓国(3億8200万円)、3位・オランダ(3億4400万円)――となった。