国分G決算 売上高1兆8797億1800万円で3・4%増

2018年03月16日

 【東京】国分グループ本社(中央区日本橋、國分晃社長)は3月1日、平成29年度の国分グループの経営結果を発表した。それによると、同グループの平成29年度(平成29年1月1日~12月31日)の売上高は1兆8797億1800万円で前年同期に比べ3・4%増加した。経常利益は96億1900万円で21・6%増、営業利益は82億3800万円で39・7%増となり、当期純利益は55億7100万円で61・3%の増加となった。

 部門別の売上高は▽加工食品=7318億7800万円で前年同期比6・8%増(構成比38・9%)▽冷凍・チルド=3212億6500万円で15・7%増(17・1%)▽菓子=488億7300万円で11%増(2・6%)▽酒類=6686億1700万円で5・1%減(35・6%)▽その他合計=1090億8300万円で2・2%増(5・8%)――となった。

 酒類の内訳は▽清酒=576億9400万円で1・9%減(酒類中の構成比8・6%)▽焼酎=761億800万円で5・1%減(11・4%)▽ワイン類=431億5300万円で4・9%増(6・5%)▽ウイスキー類=412億3100万円で0・6%減(6・2%)▽リキュール・スピリッツ他=1013億5900万円で12・6%増(15・2%)▽ビール=2099億7700万円で13%減(31・4%)▽ビアテイスト(ビール除く)=1390億9300万円で8・1%減(20・8%)――となった。

 業態別売上高は▽GMS=1461億4700万円で2・9%増(構成比7・8%)▽SM=7493億100万円で前年並(39・9%)▽CVS=2320億4900万円で10・2%増(12・3%)▽ドラッグストア=1608億7000万円で8・4%増(8・6%)▽百貨店=312億5300万円で0・1%減(1・7%)▽一般・業務用酒販店=1592億9300万円で1・8%減(8・5%)▽外食ユーザー=782億3500万円で1・7%増(4・2%)▽卸売=1818億3500万円で5・1%増(9・7%)▽その他=1407億3100万円で13・3%増(7・5%)――となった。

 同社オリジナルブランドの売上高は261億円となり、内訳は国分ブランドが184億円、専売商品が72億円となった。また、昨年の投資額は物流関連・海外株式取得で102億円となった。今後は3月に釧路、5月に埼玉県川口市に3温度帯物流センターを開設予定となっている。

 同社は平成30年度の経営方針として「新たなグループ体制と第10次長期経営計画の中間点の年として、中期予算の売上高2兆円・経常利益150億円の達成と後半3カ年の計画を策定し、実践・成果へと結びつける重要な年となる。長経のビジョン実現に向けて取り組んでいく」としている。