伊藤忠食品第3四半期決算 売上高5187億9700万円で前年同期比4・8%増

2018年02月20日

 【大阪】伊藤忠食品(大阪市中央区、高垣晴雄社長)は平成30年3月期第3四半期決算を発表した。

 それによると、同社の平成29年4月1日~12月31日までの売上高は5187億9700万円で前年同期に比べ4・8%増加した。営業利益は40億7900万円で8・1%増、経常利益は47億5500万円で7・2%増となり、四半期純利益は38億4100万円で19・8%増となった。

 同社は売上高の増加について「組織小売業との取引拡大や販路開拓」によるものとし、利益面では「取引拡大により物流費など販管費や一般管理費が増加したものの、増収による売上総利益額の増加によって増加となった」としている。四半期純利益の増加については「第2四半期連結会計期間に取引先との経費負担に関する一時的な調整金を特別利益に計上」したことを理由に挙げた。

 商品別の売上高の内訳は▽ビール=1416億2700万円で10・9%増(構成比27・3%)▽和洋酒=835億5300万円で9・2%増(16・1%)▽調味料・缶詰=752億100万円で0・1%減(14・5%)▽嗜好・飲料=994億9200万円で1・8%増(19・2%)▽麺・乾物=334億7700万円で3・4%減(6・4%)▽冷凍・チルド=191億8800万円で2%減(3・7%)▽ギフト=473億300万円で1・5%増(9・1%)▽その他=189億5300万円で12・2%増(3・7%)――となった。

 業態別の売上高は▽卸売業=703億8600万円で0・7%減(構成比13・6%)▽百貨店=233億5000万円で3・3%減(4・5%)▽スーパー=3192億9200万円で3・8%増(61・6%)▽CVS・ミニスーパー=541億2600万円で2・2%減(10・4%)▽その他小売業=281億8400万円で80・8%増(5・4%)▽その他=234億5600万円で9・5%増(4・5%)――となった。