岡山県酒造組合 「おかやま・雄町と地酒の祭典」開催

2017年11月20日

 【岡山】「岡山県酒造組合」(岡山市)を中心とする実行委員会が主催する「おかやま・雄町と地酒の祭典」が10月3日(火)、同市北区駅元町の「岡山コンベンションセンター」で盛大に開かれた。約6千人規模の来場で、前日2日(月)に清酒品評会「表彰式」とあわせて実施した「前夜祭」も170人を集める盛会となった。

 同祭典は、「東京」で11年前から今年で10回目となる人気の「雄町サミット」の開催がきっかけで、平成25年から「岡山」でも2年開いた同サミットを27年から現名称に変更した。現名称では3回目。当初は主催も東京の開催を含め、「岡山県酒造好適米協議会」と「JA全農おかやま」の3団体でスタートしたが、そのあと観光連盟やテレビ・エフエム局、会場センターなど構成員を増やし、「実行委員会」として組織。「後援」も現在では、県や市はもちろん、酒類業界を支援する「フジワラテクノアート」や「新中野工業」ほか、雄町の栽培や有名酒蔵で知られる赤磐市・浅口市・真庭市など多数にのぼる。

 同祭典は現在、「2千円チケット」方式で、全国で雄町をつかう銘酒を一堂に味わえるのが大きな特徴のほか、ラーメン、たこ焼き、スイーツなど地元食材の「グルメコーナー」も多数充実。今年は20ブースを数え、岡山県飲食業活性化団体「六式会」も協力している。

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 一方、前日の「前夜祭」は、主に「日本酒で乾杯推進会議」(会員約600人)に案内し、会費6千円。同県も清酒品評会を春から秋に移行し、会場は「表彰式」をかねる。

 今年の平成29年度「岡山県清酒品評会」も「吟醸酒」「純米酒」「一般酒」の3部門で金賞が決まり、その中でも成績優秀な上位に「県知事賞」などが贈られた。主な入賞酒は次の通り。

 【平成29年度岡山県清酒品評会】
 <吟醸酒部門>
 ▽岡山県知事賞=宮下酒造▽県産業労働部長賞=平喜酒造▽県工業技術センター所長賞=室町酒造

 <純米酒部門>
 ▽岡山県知事賞=利守酒造▽県産業労働部長賞=宮下酒造▽県農林水産部長賞=白菊酒造▽県工業技術センター所長賞=嘉美心酒造▽全農岡山県本部長賞=菊池酒造

 <一般酒部門>
 ▽岡山県知事賞=嘉美心酒造▽県産業労働部長賞=丸本酒造▽県工業技術センター所長賞=白菊酒造