9月の清酒課税移出 4・2%の減少に

2017年11月16日

 日本酒造組合中央会は9月の清酒・単式蒸留焼酎の課税移出数量を発表した。9月の清酒は3万9394klとなり前年の4万1132klと比べて4・2%の減少となった。また、単式蒸留焼酎は3万3660klとなり、前年の3万5442klと比べて5%の減少となり、清酒、単式蒸留焼酎ともに前年を下回った。 主産地の課税移出数量と前年比は、▽新潟県=2873klで3・3%減▽京都府=7888klで8・3%減▽兵庫県=1万327klで4・2%減▽福島県=966klで3・9%減▽秋田県=1522klで2・1%減▽広島県=782klで6・4%減――となり、主産地すべてで前年実績を下回った。

 タイプ別の出荷数量と前年比は、▽吟醸酒=4803klで1・5%増▽純米吟醸酒=3240klで1・2%増▽純米酒=5254klで2・5%減▽本醸造酒=2939klで6・5%減▽一般酒=2万6398klで5・3%減(うち生酒は2465klで1・2%減)――となり、吟醸酒、純米吟醸酒で前年を上回った。

 また、単式蒸留焼酎の主産地の課税移出数量は、▽福岡県=3662klで4・5%増▽佐賀県=343klで6・8%増▽長崎県=215klで3・7%減▽熊本県=1063klで8・6%減▽大分県=7207klで9%減▽鹿児島県=8092klで9・6%減▽宮崎県=1万119klで2・1%減――となり、福岡県、佐賀県で前年を上回った。

 原料別の課税移出数量と前年比は、▽さつまいも=1万4223klで4・7%減▽米=2725klで9・4%減▽麦=1万4809klで5%減▽そば=988klで0・5%増▽酒かす=44klで37・2%増▽その他=871klで4・3%減――となり、そば、酒かすで前年を上回った。