カゴメ大阪支店 「近江赤ハヤシ」開発で滋賀県知事を表敬訪問

2017年10月24日

 【滋賀】カゴメ大阪支店は、滋賀県産食材にこだわったご当地メニュー「近江赤ハヤシ」を開発し、同取り組みを説明するため、10月10日に滋賀県公館を訪れ、三日月大造滋賀県知事に表敬訪問を行った。

 同支社では、企業の特色を活かして地域の活性化を図るため、社内に滋賀県プロジェクトを立ち上げ、ご当地メニューの開発に取り組んできた。今回、「近江牛」生産・流通推進協議会や滋賀県食肉事業協同組合等と連携し、近江牛や近江米、滋賀県産かぶの漬物を使ったハヤシライス「近江赤ハヤシ」を開発し、県内の飲食店等での提供や滋賀県の新たなご当地メニューとなることを目指してPRを進めている。

 10日に行った取組説明会で、同社の宮地雅典大阪支店長は同プロジェクトについて、「プロジェクトメンバーとして社内の滋賀県出身者を中心に有志が集結し、『滋賀県民の野菜不足』『食材の地産地消』『滋賀県の魅力アップ』を目標に、ご当地メニューの開発に取り組んできた。『近江赤ハヤシ』は、①他見で食べられない希少性②インスタ映えする可愛さ③近江の歴史との親和性をメニュー価値として、食のブランド向上に伴い、滋賀県全体の魅力アップにつなげたい。現在、県内30店を目標に取り扱い店を拡大しており、いずれはレトルト商品の開発も視野に入れ、産業振興も図りたい」とアピールした。

 続いて三日月知事が実際に「近江赤ハヤシ」の試食を行い、「非常に近江牛の旨さがマッチする味わいで美味しい。このメニューをきっかけに新名物として県の内外で多くの人に食べてもらえればありがたい」と同メニューと取り組みを絶賛した。

 【近江赤ハヤシ】約400年の歴史を持つ近江牛と、滋賀県の豊かな自然に育まれた近江米を組み合わせたハヤシライスで、近江野菜のカブの漬物を付け合せとして添える。近江赤ハヤシの「赤」は、近江国彦根藩の主家である井伊家が、鎧や旗指物など武器類を赤色で統一したことで「井伊の赤揃え」と称されたことに由来している。