「10月1日 醤油の日の集い」を開催

2017年10月12日

 【東京】日本醤油協会・全国醤油工業協同組合連合会は9月29日、中央区のロイヤルパークホテルで「10月1日」の醤油の日にちなんで「醤油の日の集い」を開催した。

 会の冒頭、あいさつを行った日本醤油協会の濱口道雄会長は市場の状況について「和食ブームの後押しによる輸出増加や、新容器の投入などで好調を維持している。しかし主力の大容量のものは苦戦し、鍋つゆなどの加工品が増えている状況だ。市場構造は大きく変化し、量的な減少は避けられないが、さまざまなアイデアで新たな需要を創りだして欲しい」と語った。

 イベントでは「第45回醤油品評会」の表彰式や、在日外国人がしょうゆを使用した料理レシピの出来を競う「第9回しょうゆ味レシピ&エピソードコンテスト」の入賞者発表に加え、「平成29年度醤油地域貢献賞」「しょうゆもの知り博士功労賞」も発表された。

 今回の「全国醤油品評会」には227点の出品があり、その中から「農林水産大臣賞」に4点、「食料産業局長賞」に7点、「優秀賞」に37点が輝いた。

 主な受賞社、出品銘柄は次のとおり。
 <農林水産大臣賞>
 「ヤマブン本醸造特選醤油」山形屋商店、「伝来 純正」丸十大屋、「トモエ特級しょうゆ」福山醸造、「本醸造 甘露醤油」中国醤油醸造協同組合

 <食料産業局長賞>
 「宝印特選醤油」宝醤油、「キンダイ醤油こいくち」金大醤油、「まるさ特選本醸造」佐伯醤油、「特級」下津醤油、「キッコーマンあまくちしょうゆ」北海道キッコーマン、「欅(けやき)」冨士正醤油醸造元、「かんろ」山崎醸造