ジャパンプレミアムブリュー 新ブランド「Innovative Brewer」立ち上げ

2017年10月10日

 【東京】サッポロビールのグループ会社であるジャパンプレミアムブリュー(梅原修一社長)はクラフトビールの新ブランド「Innovative Brewer」を立ち上げ、9月29日に恵比寿のサッポロビール本社で記者発表会を行った。

 今回、発売する新ブランド商品は「Innovative Brewer THAT’S HOP Nelson Sauvinの真髄」「同 絶妙のMosaic&Citra」の2アイテム。ブランド第一弾は個性的なフレーバーホップそのものを味わえる「フレーバーホップビール」をコンセプトとした。

 「Nelson Sauvinの真髄」はホップ由来の白ワインを思わせる香りを存分に引き出した。アルコール度は5%。「絶妙のMosaic&Citra」はアルコール度4・5%で、モザイクホップのパッションフルーツの香りが特長となっている。両商品とも参考小売価格は288円(税込)で、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・長野県のファミリーマート、サークルK・サンクスで10月3日から先行発売する。

 メインターゲットは現在、クラフトビールやプレミアムビールを飲用しているビールに対する感度が高い人とし、まずは消費者との接点が多いCVSチャネルでの展開を行う。原料であるホップを主役に据えることで消費者のビール選びに新たな選択肢を提示する。

 記者会見の冒頭、あいさつを行ったサッポロビールの時松浩常務は「一昨年からクラフトビールに取り組んできたが、今回は原点に立ち返り、ブランドの再構築を行う」とした上で「6月の『新基準』施行でビール類の現状は厳しい。RTDへの流出が目立つ中で、改めてビールの楽しさを発信し新たな価値を創造していくことが大切だ」と述べた。