三和酒類 「安心院葡萄酒工房」が2つのワインコンテストで金賞受賞

2017年09月29日

 【大分】三和酒類(和田久継社長、本社・宇佐市)が運営する「安心院(あじむ)葡萄酒工房」(古屋浩二工房長、宇佐市安心院町)で醸造されたワインが2つの代表的ワインコンテストで「金賞」を受賞した。いずれも安心院産シャルドネ100%。両コンテストでの同時金賞獲得は2013年に続き3回目となる。

 金賞受賞酒は、アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパン・ワイン・チャレンジ2017」(第20回)における「安心院ワイン シャルドネ リザーブ2016」、日本ワイン(日本産ブドウで製造された国産ワイン)にこだわった「日本ワインコンクール2017」(第15回)における「安心院スパークリングワイン2015」。

 「シャルドネ リザーブ」は「果実と新樽の豊かな香味が調和した安心院を代表する白ワイン」。2016年収穫のシャルドネの中でも、完熟した良質のものだけを使用し、新樽のみで樽発酵・樽貯蔵させた。「果実由来の桃やライチ、パイナップルの様なトロピカルフルーツ、樽由来のミルキーでバニラのような甘い香りがありボリューム感ある複雑な味わいの辛口ワイン」(税込・希望小売価格3644円)。

 「スパークリング」は瓶内二次発酵で「きめ細やかな泡立ちとトロピカルフルーツや酵母由来のトースト香が広がり豊かな果実味とさわやかな酸味が特徴」(3437円)。

 安心院葡萄酒工房は、木々に囲まれた「杜のワイナリー」として平成13年10月に開園。安心院産の原料にこだわり、良質なワインを醸すことはもちろん、ブドウ栽培の試験や研究にも力を入れることで、日本国内では栽培実績が乏しいブドウを使って醸したワインの受賞も果たした。今回の受賞にあたり以下コメントした。「良質のブドウづくりにご協力くださる地元のブドウ生産者の皆様方のご尽力と、弊社のこれまでのワインづくりに対する取り組みが高く評価されたものと大変意義深く受け止めている。受賞を機にますます“これぞ安心院のワイン”というワインを育んでいけるよう、安心院独自の新たなブドウ品種の栽培研究、醸造技術の一層の向上に取り組み皆様に愛されるワインづくりを続けていく」。