SAKE女の会 小池都知事も参加し日本酒とワインの魅力伝える

2017年09月22日

 【東京】一般社団法人・日本のSAKEとWINEを愛する女性の会「SAKE女の会」が設立一周年を迎えたことを記念し、9月7日に有楽町の外国人特派員協会でマスコミ関係者を集め記者会見を行った。

 「SAKE女の会」は“日本のSAKEとWINEを通じて日本の魅力、伝統食文化のすばらしさを、女性のおもてなし力で国内・全世界へPRする”という理念で設立されたもので、日本産の酒類で国内外に発信できる女性を中心とした会員で成り立っている。男性もサポーターとしての参加が可能となっている。

 設立は2016年の6月29日。現在の会員数は1000人を突破し、全国の酒蔵やワイナリーなどの賛助会員は約50社にのぼる。会見では代表理事の友田晶子氏があいさつを行った。友田氏は「お酒の世界でキャリアを生かしたい女性がたくさんいると感じ、当会を設立した。東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、女性のおもてなしの力を活用してもらえたらと感じている」と語った。

 同会の活動内容としては▽SAKE女ネットワークの拡大=会員の拡大に向け、積極的な情報発信やイベントを実施し、日本産酒のファンを増やすことで、業界活性に結びつける▽「SAKE女検定」の実施=お酒を楽しむための基礎的な知識の取得と、料理とともにお酒でおもてなしができる人材を認定する制度。英語力も問う。合格者を多数輩出し、日本産酒の魅力発信や普及活動に繋げる▽企業活動とSAKE女の活躍=SAKE女会員を通じたマーケティング調査や販売・試飲会、商品開発などを行い、SAKE女が活躍できる場所を企業とともに企画立案――としている。

 会見にはスペシャルゲストとして東京都知事の小池百合子氏が登場。小池氏はあいさつの中で「東京ではさまざまな酒類メーカーがあり、お酒を通じて『東京』をPRしていきたいと考えている。『SAKE女の会』のみなさんにも、女性を中心として『SAKE』の発信を活発にしていただきたい」とエールを送った。会見ではほかにも「SAKE女検定」や「フェミナーズ世界ワインコンクール」の説明も行われ、今後の活動内容も紹介された。