アサヒビール 135ml缶で「開けやすい缶蓋」開発

2017年09月14日

 アサヒビールは、50歳以上の購入構成比が7割以上と高い小容量容器135ml缶で、感性工学手法を用いた「アサヒスーパードライ 缶135ml」の「開けやすい缶蓋」を開発した。

 「開けやすい缶蓋」は“指の入りやすさ”や“プルタブとのフィット感”など、指とプルタブが最初に接触する“開け始め”が重要であるという過去の知見を活かし、プルタブと缶蓋の隙間を増加させ、フィンガーホール部分、プルタブ部分の変更などにより、開栓時の負荷である開口力を約25%低減。また、飲み口部分の面積を約25%大きくしたことで、飲みやすさ・注ぎやすさも向上した。さらに、缶蓋を薄くしたことで、アルミニウムの使用量が約6%削減され、環境負荷低減にも貢献したという。

 今回の研究開発は、7月に開催された「日本包装学会第26回年次大会」で発表したほか、「2017日本パッケージングコンテスト」で最高賞である「公益社団法人日本パッケージデザイン協会賞」も受賞している。

 新しい缶蓋を使用した商品は、10月以降の製造から順次展開するという。