JALが鹿県焼酎を応援

2017年08月31日

 【鹿児島】「ショウチュウを世界の言葉にしたい」――。JAL(日本航空)が鹿児島県産の本格焼酎を応援するプロジェクトにかかわる会見で同社常務執行役員・西尾忠男さんが言葉に熱を込めた。施策としてPRの旗頭となるグランプリ3銘柄、準グランプリ3銘柄を選出。披露の表彰式を8月22日、鹿児島市の鹿児島県庁で行った。

 受賞6銘柄は、今年10月1日~12月31日の3カ月間、成田国際空港・東京国際空港(羽田)のJAL国際線「ファーストクラスラウンジ」「サクララウンジ」で提供される。会見には鹿児島県・三反園訓知事、鹿児島県酒造組合・本坊松美会長、ミス薩摩焼酎・ミス奄美黒糖焼酎、受賞蔵元が臨席。本坊会長は「113の蔵元が群雄割拠する鹿児島県は他県には類を見ない焼酎王国」だと強調した。

 海外への飛躍や一層の需要拡大へは課題があるとしながらも、来年の明治維新150年やNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の放映、予定されている奄美の世界自然遺産登録など大きな追い風を生かし「しぶとく頑張っていきたい」と話した。