三和酒類 ソニックシティビルで「iichiko design展」開催

2017年07月04日

 【埼玉】三和酒類(大分県宇佐市、和田久継社長)は6月23日~25日の3日間、大宮駅前のソニックシティビルで「iichiko design展」を開催し、期間中約2000人が訪れた。

 同展は同社が1984年から取り組んでいる大型ポスター、雑誌広告など30年以上にわたる「いいちこ」のデザインワークを無料で展示するもの。

 1986年に第一回目が開催されて以来、21回目となる今回はポスター、雑誌広告など約200点が展示された。同展は過去に神戸、東京、金沢など全国17都市で開催。今回は同社商品のメインターゲットである30代のユーザーが多い埼玉県大宮市での開催となった。

 会場では「いいちこ」のCMソングも流され、ノスタルジックな雰囲気の中、ポスターとともに歩んできた「いいちこ」の歴史も感じられる展覧会となった。ほかにも、会場に設置してある端末に会場写真をアップすると記念の特製カードがもらえる企画も開催された。カードに当たりが出ると、大宮駅周辺の飲食店で「いいちこ」のボトルキープ引換券がもらえるキャンペーンも催された。また、会場近くの飲食店2店舗で「いいちこ体験メニュー」が提供されるなど、デザイン展で「いいちこ」を知ってもらった人に対して、実際に飲んで体験してもらう施策も行われた。

 23日に行われたレセプションパーティーでは同社の和田社長があいさつに立ち「当社の商品が九州から全国へ広がり始めた1984年に、ブランドづくりに注力する目的で大型ポスターの広告戦略を始めた。開始から30年以上経って、継続は力ということを感じる。会社経営の大切さをブレないデザインのポスターを通じて教えられている」と語った。