神戸酒心館 神戸開港150年記念した清酒「KOBE-KO」発売

2017年06月21日

 【兵庫】神戸開港150年SAKE from KOBE-KO実行委員会は、神戸開港150周年を記念した「SAKE from KOBE-KO」を5月15日から完全限定本数で販売し、6月9日に完成記念クルージングパーティーを神戸港を周遊する観光船「ファンタジー号」の船上で開催した。

 同商品は、神戸の歴史と産業、日本酒文化を広く知ってもらいたいとの思いから、神戸で企業活動を展開する日本酒「福寿」の蔵元である神戸酒心館、神戸港で観光船「ファンタジー号」を運航する早駒運輸、湊川隧道保存の会が同実行委員会を発足させ、園田学園女子大学名誉教授である田辺眞人氏の監修のもとつくった。

 神戸の街・港の発展を支えてきた日本初の河川トンネル「湊川隧道」で150周年にちなみ、150日間11~12度という安定した低温で貯蔵した特別酒に仕上がっている。

 内容量は500mlびん、販売価格(税込)は1404円で、神戸酒心館の蔵元ショップ「東明蔵」と神戸シーバス「ファンタジー号」船内で主に販売を行ったが、現在ほぼ予定数量の販売を終わっている。

 9日の完成記念クルージングパーティーでは、実行委員会や神戸市関係者らを招き、皆で同商品を味わうとともに、神戸開港150周年と今後の神戸港の発展を願い乾杯した。主催者あいさつに立った早駒運輸の渡辺真二社長は、「神戸開港150周年を迎え、商業港としての神戸を支える人たちが集い、さまざまなイベントを開催している。我々も後世に残せる取り組みを行いたく、酒造りの街でもある神戸で、その歴史をストーリーとして組み込み、今回の純米酒『SAKE from KOBE-KO』が完成した」と同商品の完成に喜びを示した。

 また、神戸酒心館の安福武之助社長は、同商品について「甘みのニュアンスが良いきれいお酒に仕上がった」とコメントした。

 参加者は、「SAKE from KOBE-KO」とともに、神戸酒心館の日本酒や神戸ワインに酔いしながら、船上でのひと時を楽しんだ。