日本酒造組合中央会 英語で酒蔵を案内する「酒蔵ガイド」養成へ

2017年06月21日

 日本酒造組合中央会は英語で酒蔵を案内するスキルを持つ「酒蔵ガイド」を養成する「酒蔵ガイド研修会」を開催する。

 近年、増加する訪日観光客に日本の地方文化を伝え、地方創生・日本産品の輸出拡大につなげるための課題として酒蔵ツーリズムが注目されているものの、酒蔵の現場では、対応スタッフがおらず、観光客の誘導が必ずしもスムーズに行われていない。各地の酒蔵ツーリズムを振興するための課題として、訪日外国人が酒蔵を訪問する際に、日本酒に詳しい通訳案内士がガイドを行う体制を整理するなど、受入れ態勢を強化する必要性があった。今回の研修会では、単に英語を学ぶにとどまらず、どのように蔵の魅力を伝え、来蔵者に満足してもらえるかを伝える。

 研修会では、酒蔵の説明に必要な語彙(い)・具体的な製造プロセスの説明に関する英語の研修などを、実際の製造現場を見学しながら行う。

 対象は酒造メーカー関係者と通訳案内士で、講師には、日本酒造組合中央会の「日本の酒情報館」館長・今田周三氏、木戸泉酒造蔵人のジャスティン・ポッツ氏(酒匠・きき酒師・酒ナビゲーター)が務める。

 ▽日時=7月19日13時30分~17時▽会場=泉橋酒造(神奈川県海老名市)▽参加費=4000円▽募集人数=20人▽申込先=日本酒造組合中央会・日本の酒情報館(TEL03―3519―2091、東京都港区西新橋1―6―15)