4月の清酒輸出 上位国では台湾のみ減少に

2017年06月20日

 財務省貿易統計によると、4月までの清酒の輸出状況は、数量ベースで7570klとなり、前年に比べて15・1%の増加となった。また、輸出金額ベースでは56億4247万円となり、前年比16・1%増で、4月までで数量、金額とも過去最高だった前年を大きく上回って推移している。

 数量ベースの輸出先上位国を見ると1位はアメリカで1901kl(14・2%増)、2位は韓国で1579kl(21%増)、3位は中国となり916kl(71・1%増)、4位は台湾で713kl(6%減)、5位は香港で581kl(0・1%増)――となり、上位5カ国では台湾のみの減少となった。

 また金額ベースでは、1位がアメリカで19億8126万円(14・4%増)、2位が香港で8億1734万円(8%増)、3位は韓国で6億2177万円(15・2%増)、4位は中国で6億266万円(72・2%増)、5位は台湾で2億8298万円(4・1%減)となり、金額ベースでも台湾のみ前年を下回った。

 一方、4月単月の輸出数量は、▽アメリカ=543kl(9・4%増)▽韓国=363kl(46・1%増)▽中国=283kl(63・2%増)▽台湾=168kl(14・3%減)▽香港=149kl(4・1%増)――となり、台湾が大幅な減少となった。

 また同月の輸出数量は、▽アメリカ=5億9089万円(23・4%増)▽香港=2億125万円(10・8%増)▽中国=1億8591万円(47・7%増)▽韓国=1億5300万円(36・3%増)▽台湾=6660万円(23・6%減)――となり、単月でも台湾のみ減少となった。