サントリービール 「プレミアムビール」の消費動向を調査

2017年05月25日

 サントリービールは、「プレミアムビール消費者飲用動向調査」を実施した。同調査は、2005年から実施している消費者対象の飲用動向調査で、今回もプレミアムビールの飲用動向、ギフトとしての意識など、多岐にわたる項目で調査を実施した。

 【プレミアムビールの飲用動向/意識】

 (1)拡がるプレミアムビールの飲用シーン=1年前と比較した自宅でのプレミアムビール飲用回数の変化について質問したところ、5割以上(52・3%)が「増えた」と回答した。また、自宅でのプレミアムビール飲用回数が増えた人の中で、自宅外での飲用機会も増えたと回答した356人に、飛行機や新幹線など移動時におけるプレミアムビールの飲用機会の変化を質問したところ、74・2%が「増えた」と回答した。家庭ではもちろんのこと、移動時など自宅外でプレミアムビールを楽しむシーンの拡がりがうかがえる。

 (2)味や製法などの多様化が期待されるプレミアムビール=今後さらに、さまざまな味・特徴を持ったプレミアムビール、新しい製法・素材を使ったプレミアムビールが発売されることを期待するか質問したところ、約8割(79・4%)が「期待している」と回答し、昨年の調査より7・2%増加した。飲用シーンの拡大とともに、プレミアムビールのさらなる多様化を求める声が高まっている。

 (3)増加するエールビール飲用=エールビールを飲んだことがあるか質問したところ、5割以上(54・8%)が「飲んだことがある」と回答した。また、エールビール飲用経験者に味の評価について質問したところ、7割以上(76・5%)が「おいしい」と回答した。エールビールに求める中味のイメージについて質問したところ、「香りの良い」(39・7%)、「フルーティな」「コクがある」(30・5%)が上位回答となった。

 【プレミアムフライデーにおける飲用動向/意向】

 2017年2月からスタートしたプレミアムフライデーを知っているか質問したところ、9割以上(92・1%)が「知っている」と回答した。また、プレミアムフライデーに「飲んだお酒」として約6割(58・6%)の人が、「飲みたいお酒」として8割以上(80・6%)の人が、「プレミアムビール」と回答した。プレミアムフライデー導入により“月末金曜をちょっと豊かに”過ごしたいという意識が芽生え、プレミアムビールの新たな需要が喚起されている。

 【プレミアムビールに対するこだわり/志向】

 「自宅でのビール類の飲み方」について質問したところ、プレミアムビールは、約7割(67・8%)が「グラスに注いでから飲む」と回答し、他のビール類よりもグラスでの飲用が多いことがわかった。また、プレミアムビールに求める中味のイメージを質問したところ、「コクがある」(59・1%)、「香りの良い」(49・6%)が上位回答となった。プレミアムビールには、「コク」や「香り」を求めていることがわかる。

 「プレミアムビールを飲みたいとき」に求める気分を質問したところ、「自分へのご褒美になりそう」(54・1%)、「味を楽しめそう」(51・1%)、「ゆっくりくつろげそう」(44・1%)が上位回答となった。プレミアムビールは特に、「自分へのご褒美」など特別なときに飲用したいという志向がみられる。

 【ギフトとしての意向/動向】

 中元・歳暮ギフトとして贈りたいもの・贈られたいものについて質問したところ、どちらも約8割が「プレミアムビール」と回答した。昨年に引き続き、大差をつけて1位となり、プレミアムビールが“ギフトの定番”となっている。