太田商店 有楽町で「酒EXPO2017春」を開催

2017年05月10日

 【東京】和酒専門商社の太田商店(板橋区中丸町、太田純一郎社長)は4月12日、有楽町の東京交通会館で日本酒・本格焼酎の試飲商談会「太田 酒 EXPO 2017 春」を開催し約1000人が来場した。

 今回のテーマは「彩~伝統の和酒文化に一層の彩を添える新しい和酒市場を創造しよう」とし清酒57社、焼酎25社、その他2社の合計84社が出展した。同社は日本酒市場について「地酒の好調をうけて『日本酒ブーム』といわれるが、首都圏市場における成長ポテンシャルはまだまだ高い」と分析しており、同展示会の趣旨を「和酒の売場に一層の彩りを提供し、和酒市場を活性化していきたい」としている。

 今回の展示内容は▽春の市=今回で28回目となる「蚤の市」企画。この日限定の商品を出展各社が用意する人気企画で、清酒56社105アイテムを展開した▽先取り!夏酒&夏の甘酒大集合=同社が重点的に取り組む季節商品「夏酒」を提案。昨年よりさらにラインアップも増え、清酒夏酒78アイテム、スパークリング清酒26アイテム、夏焼酎15アイテムに加え、人気上昇中の甘酒を冷やして飲む“夏の甘酒”として10アイテムを提案した▽焼酎蔵の隠し酒=貯蔵、希少性などを訴求する限定販売の商材を提案した--となっている。

 同社の太田社長は「日本酒は好調銘柄がけん引しており、つられて他銘柄も伸びている印象だ。まだまだ成長のチャンスがあるので一層、魅力の創造を続けていきたい」と述べた。