第36回全国きき酒選手権大会

2016年11月09日

 日本酒造組合中央会は10月28日、第36回全国きき酒選手権大会をシェラトン都ホテル東京で開催した。

 日本酒文化の普及と振興を目的に毎年開催されているもので、今年は全国各地の予選を勝ち抜いた104人が筆記試験ときき酒判別競技で熱い戦いを繰り広げた。

 今年は初めて「インターナショナル部門」を創設し、12人の外国人がきき酒に挑戦した。また、2013年から特別枠として創設している「大学対抗の部」には11校22人が参加した。

 審査の結果、東京都の早川サトルさんが個人の部で優勝となり、早川さんは「東京の予選会も今回まで3回チャレンジしてようやく全国大会の出場権を得ることができた。自信はなかったが優勝できてよかった。日本酒好きでよかった。優勝商品の日本酒は練習に付き合ってくれた友人や居酒屋の人たちと飲みたい」と話した。

 各部門の結果は次のとおり。

 【個人の部】▽優勝=早川サトル▽準優勝=加藤博(北海道)▽第三位=倉沢晃子(長野県)

 【団体の部】▽優勝=高知県代表(植田憲尚、川田博士)▽準優勝=奈良県代表(奥野夏美、木村豊恒)▽第三位=山形県代表(齋藤剛、中野恵)

 【インターナショナル部門】▽優勝=LIN WEIYAO(台湾)▽準優勝=Daivid Cheek(アメリカ)▽第三位=Robert CHEN(アメリカ)

 【大学対抗の部】▽優勝=東京農業大学(大里祥文、大高尚人)▽準優勝=新潟大学(磯野弘、松岡慶都)▽第三位=津田塾大学(五十嵐美里、石塚博子)