月桂冠、パッケージを一新、食物繊維入り「甘酒」

2016年09月29日

 月桂冠は、食物繊維入り「甘酒」のパッケージデザインを一新し、8月29日から全国で通年販売した。

 同商品は、米麹や酒粕を用いて製造している。酒粕にはもともと、酵母由来の食物繊維やタンパク質、米のデンプン、発酵途上でタンパク質の分解によりできたペプチドやアミノ酸など多様な成分が含まれている。その酒粕を原料とする甘酒は栄養価の高い飲み物だが、さらに食物繊維を加えることで機能性を強化した商品とした。

 新しいパッケージは、赤系の格子模様をベースに、米のエキスが雫となってしぼり出されるイメージを、楕円形の白抜きでデザインした。その中央には「甘酒」の文字を配し、下端には「うれしい食物繊維入り」と表示した。蔵元の甘酒であることを表現するために、清酒「月桂冠」のロゴマークと「蔵元酒粕」と記した落款風のデザインを併せて配した。

 商品バリエーションとして、西日本を中心に好まれる「しょうが入りタイプ」と、東日本を中心に好まれる「プレーンタイプ」の2アイテムを揃えた。昨秋、従来商品を発売し、冬場を中心に今年3月末までの半年間に限定して販売したが、甘酒人気の高まりや、季節を問わず飲まれる機会が増えてきたことから、今回のリニューアルを機に年間を通して販売する。

 ▽容量=190g缶▽価格=オープン