山口県酒造組合ほか、山口県の20蔵が参加 地酒と地元の味を提供

2016年09月26日

 【大阪】山口の地酒と山口の味を楽しむイベント「第4回やまぐち地酒維新in関西」が9月16日、大阪市都島区の太閤園ダイヤモンドホールで開催され、多くの一般客が集い、山口の味を楽しんだ。

 同イベントは、山口県酒造組合や山口県大阪営業本部、関西の山口県人会などによる実行委員会が主催するもので、山口県から20の酒蔵が、食品・調味料では7つの協賛企業・団体が出展した。

 開会あいさつで主催者を代表し、山口県酒造組合の原田茂会長は、「本日は会場内に山口県の個性豊かな蔵元が20も集った。今夜は美味しく楽しく、秋の夜長を楽しんでもらいたい」と呼びかけた。

 会場内は蔵元ブースと協賛企業・団体ブースが四方を囲み、中央の料理卓で山口県産の食材を使用したフードを提供する立食形式で行った。参加者は、グラスを片手に山口の食と日本酒の相性を楽しみながら、会場に集った蔵元と日本酒を通じたコミュニケーションも楽しんだ。

 また同日用意された料理は、「長州黒かしわと野菜のバンバンジー」「地魚のお造り」「かまぼこ盛り合わせ」「地魚のお寿司」など山口県の味わいをふんだんに提供し、その存在感を強く主張した。

 山口県大阪営業本部の松村靖副部長は、「山口県の日本酒の市場は拡大している。これを関西でももっと広げたく、このイベントの目的の1つとなっている。今回のイベントでは前回に比べ参加酒蔵も2蔵増えた。今回で4回目となるが重ねることで、少しずつではあるが山口の日本酒が浸透しつつある実感はある。今後もイベントを重ね、新しい人に参加してもらいたい」と同イベントの主旨について語った。

 【参加酒蔵と代表銘柄】▽山縣本店「毛利公」▽堀江酒場「金雀」▽金光酒造「山頭火」▽はつもみぢ「原田」▽永山本家酒造場「男山・貴」▽金分銅酒造「金分銅」▽旭酒造「獺祭」▽永山酒造「山猿」▽中村酒造「宝船」▽酒井酒造「五橋」▽山城屋酒造「杉姫」▽岩崎酒造「長陽福娘」▽澄川酒造場「東洋美人」▽中島屋酒造場「寿・中島屋・カネナカ」▽阿武の鶴酒造「阿武の鶴」▽八百新酒造「雁木」▽村重酒造「金冠黒松・日下無双」▽八千代酒造「八千代」▽新谷酒造「和可娘」▽岡崎酒造場「長門峡」