東京で雄町サミット開催

2016年08月09日

 【東京】JA全農おかやま、岡山県酒造組合、岡山県酒造好適米協議会が主催する「雄町サミット」が文京区のホテル椿山荘東京で開催され、雄町の個性あるお酒に魅了された〝オマチスト〟が集まった。

 岡山県産の雄町を広く知ってもらおうと企画されたもので今回で8回目の開催となる。岡山県産「雄町」を使用したお酒を審査する歓評会には、全国の酒蔵から194点の出品があり、日本酒造組合中央会の濱田由紀雄理事が審査長となり7人の審査員で審査。吟醸酒の部29点、純米酒の部13点を優等賞に選んだ。

 濱田審査長は、「出品点数は昨年に比べて2割強の増加となった。『雄町らしい』ふくらみのあるお酒を基準に審査を行い、優等賞を選出した。近年、良い日本酒はピュアなものとされていたが、ここへきて複雑な味わいが人気となっている。雄町には独特の複雑性を持っており、雄町の人気につながっているのだろう」と雄町を使用した出品酒を評価した。

 サミットでは、日本酒輸出協会の松崎晴雄会長が「世界に広がる日本酒~日本酒の海外市場と「雄町」米の将来を展望する~」と題して講演を行い、雄町米を使ったお酒の可能性を探った。