コカ・コーラが新本社ビルに移転

2016年08月04日

 【東京】日本コカ・コーラ(渋谷区渋谷、ティム・ブレット社長)は渋谷区渋谷4丁目に完成した本社ビルに移転し、7月25日から業務を開始した。

 同社は1970年から同地を本社拠点とし事業を展開してきたが、2013年12月から旧社屋建て替え工事のため港区六本木の「アークヒルズ サウスタワー」に仮移転していた。このたび、新社屋建設工事が完了したことから、本社機能を同地に移し業務を再開した。

 新社屋の特長として①「コカ・コーラ」ブランドを表現する渋谷の新たなランドマーク…新社屋のデザインとして「コカ・コーラ」のグラスボトルの独特のカーブを象徴するリッピンコットリボンと、ジョージア・グリーンのガラスを全面的に採用した②従業員同士のコミュニケーションを誘発するオフィスフロア設計…オフィスフロアは柱や仕切りを極力なくしたオープンプラン設計とした。各オフィスフロアをひとつの空間としてつなぐ「コミュニケーションステップ」を設けるなど、従業員のコミュニケーションと歩行を促進する工夫を施している③環境に配慮し、長期に持続可能なビジネスを展開するためのオフィス…節水型器具の設置や雨水の再利用により、水道水使用量の削減を計画するほか、LED照明や高効率の空調機器を採用することで、使用エネルギー量やCO2の排出量を低減する――が挙げられる。

 【新社屋概要】

 ▽住所=〒150―0002東京都渋谷区渋谷4―6―3▽フロア数=地上7階、地下1階▽延床面積=12103・93平方メートル▽勤務者数=約600人▽着工:竣工=2014年12月15日~2016年6月15日