菊正宗酒造 「象鼻杯」に清酒を提供

2016年07月15日

 【大阪】菊正宗酒造は、万博記念公園で開催される夏の風物詩「早朝観蓮会&象鼻杯」に今年も清酒を提供している。

 万博記念公園の日本庭園東端にある「はす池」では、早咲き品種のハスが毎年7月頃に満開を迎える。公園では花の見ごろに合わせて、「早朝観蓮会&象鼻杯」を開催している。ハスの花は日の出の頃に開くため、早朝から多くの来園者が朝日に照らされた美しいハスの花を観賞しようと足を運んでおり、期間中6000人もの入場者でにぎわいをみせる。

 この早朝観蓮会では、ハスの葉に穴をあけ、ストロー状の茎にお酒を通して飲む「象鼻杯(ぞうびはい)」と日本酒にハスの茎を漬け、香りをつけた「ハス酒」の試飲会が実施している。特に「象鼻杯」は日本酒のイベントとして、とてもユニークなもので、1日300人の限定ということもあり、行列ができるほどの賑わいとなっている。

 同社では、この「象鼻杯」で使用される清酒を平成19年から提供しており、ハスとの相性の良い辛口の清酒として好評を博している。

 「象鼻杯」とは、中国古代の消夏飲酒法で、ハスの葉の中心に小さな穴を開け、葉に酒を満たし茎を通して酒を飲む様子が、象の鼻に似ているところから「象鼻杯」と称され、「酒の味には蓮の香気がまじって風味も良く、その冷たさは水にも勝るものだったようだ」と書物に記されるように、夏の暑さをしのぐ暑気払いの一つとして親しまれていた。

 今年の同イベント初日となった7月2日、万博記念公園・はす池には早朝にもかかわらず、ハスの花を見るために多くの人が訪れた。象鼻杯のコーナーには、ハスと象鼻杯の双方を楽しみに来た人や、友人から誘われて象鼻杯を楽しみに来たというグループも訪れ、早朝から賑わいを見せた。公園担当者は、「今日のハスは3分咲きで、来週末はもっと多くの人が訪れることが予想できる。同時開催している『ハスと象鼻杯の写真コンテスト』も毎年人気がある。ハスと象鼻杯、双方を楽しみにもっと多くの人に訪れて欲しい」と語った。