大阪・業務用酒販店 「雑瓶処理」啓蒙チラシ

2016年06月21日

 大阪の業務用酒類販売店で結成する「明日の大阪業務用酒販業界を考える会」は、「雑瓶処理」啓蒙チラシを作成し、6月1日から配布を開始している。

 同業務用酒販店では、正しい循環型社会の実現化のための雑瓶処理について取り組んでいる。

 啓蒙チラシでは、ワンウェイ瓶(雑瓶)のリサイクルとリユースを訴え、循環型社会形成推進基本法および廃棄物処理法について記載している。さらに「ワンウェイ瓶」と「リターナブル瓶」の違いについても記載し、「ワンウェイ瓶の処理は料飲店」「リターナブル瓶の回収は酒販店」と、処理と回収の役割分担を訴えている。

 同会では、主旨に同意する酒販店に同チラシを届け、啓蒙活動を活性化している。

 啓蒙チラシの主な内容は次のとおり。

 【循環型社会形成推進基本法および廃棄物処理法】ワンウェイ瓶は、廃棄物処理法(廃棄物の処理および清掃に関する法律)により、料飲店様ご自身で処理することが定められております。お手数をお掛けしますが、自治体において定められた正規の処理に基づき、廃棄していただくことをお願い申し上げます。

 ▽「ワンウェイ瓶」とは?=ワイン・リキュール類・輸入ウイスキー・焼酎類・日本酒など、回収された後は、細かく砕いて、瓶の原料であるカレットに加工され新しいガラス瓶をつくる時に再生利用<リサイクル>されるのが「ワンウェイ瓶」で、「処理は、料飲店様のお仕事です」。

 ▽「リターナブル瓶」とは?=ビール瓶・飲料水関係の瓶・コーラなど、メーカーが回収して再利用<リユース>する瓶のこと。回収されたリターナブル瓶は洗浄後に高精度の機械や人の目によりキズの有無をチェックし、洗剤による洗瓶工程で、中身を洗い流し殺菌を施し再利用されます。「回収は、私たち酒販店の仕事です」。