サントリーワイン戦略を発表

2016年06月03日

 【東京】サントリーワインインターナショナルは5月19日、ワイン事業方針説明会を開催し、2016年は国内で518億円、海外で188億円、合計で706億円を目指す考えを示した。

 同社は中期事業方針で、①お客さまの「ワインのある豊かな生活」にグローバルな視点をもって貢献し続ける②ディストリビューター、ワインメーカーとしてのレベルアップを図り、アジアの盟主を目指す――ことを目標にしている。その中で、プレミアムワインは自社ブランドである日本ワインや同社ならではの各国銘醸ブランドの訴求を強化し、ワインユーザーの深耕を図るなど、プレミアムワイン合計で2割強の成長を目指す。また、食連動型の商品やワインカクテルなど新しい付加価値を提案。ワインユーザーの間口や飲用オケージョンの拡大を図るなど、需要創造に向けた商品開発や活動も促進する。

 また、日本ワインの輸出も強化。シンガポールでの取り組みを強化するほか、中国・香港で新商品を発売するなど、2016年は1000ケースを目指し、2018年までに3000ケースまで増やす考えだ。