兵庫県でIWC審査開始 1282銘柄がエントリー

2016年05月26日

 【兵庫】世界最大規模のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2016」の「SAKE部門(日本酒)」審査会が5月16日から神戸市東灘区の白鶴酒造本社で始まった。

 IWCは、設立から33周年を迎える世界でもっとも権威のあるワイン品評会で、最難関のワインの資格「マスター・オブ・ワイン」の称号の保有者を含む審査員が審査を行う。IWCのメダルを受賞することは、生産者の技能が世界的に認められ、販売促進の大きな機会となることを意味している。「SAKE部門」は2007年に設立され、10周年を記念し、2016年に兵庫県で審査会等が開催されることとなった。

 「IWC2016・SAKE部門」には、346社1282銘柄がエントリー。14カ国から集った54人のエキスパートが、カテゴリーごとにエントリーされた銘柄をブラインド・テイスティングし、金賞・銀賞・銅賞と推奨酒、さらには各部門再交渉の「トロフィー」を授与する。5月20日に各賞のメダルとトロフィーの授与式を神戸市の生田神社会館で行う。

 16日から行われた審査では、会場内に用意された審査酒を、グループごとに分かれた審査員がテーブルごとに巡り、グラスに注ぎブラインド・テイスティングを行った。

 【各部門エントリー数】▽純米酒部門=251銘柄▽純米吟醸部門=241銘柄▽純米大吟醸部門=306銘柄▽本醸造部門=75銘柄▽吟醸部門=37銘柄▽大吟醸部門=190銘柄▽古酒部門=61銘柄▽スパークリング酒部門=56銘柄▽普通酒部門=65銘柄