アサヒビール コニャック「カミュ」新商品発売でセミナー

2016年05月26日

 【東京】アサヒビールは5月17日、港区のホテルニューオータニで、フランスのコニャックメーカー「カミュ」社のブランド新商品発表会を開催した。

 6月7日に新発売するのは「カミュボルドリーVSOP」「イル・ド・レ クリフサイドセラー」各700mlの2アイテム。「ボルドリーVSOP」はコニャック地区で5%と収穫量の少ないボルドリー地区から収穫される希少なぶどうのみを使用している。濃密で滑らかなスミレ、バニラの香りが特長で、口当たりが滑らかでリッチな味わいとなっている。希望小売価格は8300円(税別)。

 「クリフサイドセラー」はコニャック地方最西端に位置する島「イル・ド・レ」で製造されている。塩気を含んだ潮風を浴びて育ったぶどうから造られた原酒を10年以上熟成。その後さらに3カ月以上、海に面している「フォール・ド・ラ・ブレ要塞」内にある同商品専用の貯蔵庫で熟成させるため、ヨード香と独特の風味、ドライな味わいに仕上がる。希望小売価格は1万4600円(税別)。

 カミュ社は1863年創業の老舗コニャックメーカーで、現在世界第5位の出荷量を誇る。大手傘下に入ることがない独立系の家族経営を行っており、独自の精神で個性あふれる極上のコニャックを販売している。

 発表会の冒頭、あいさつを行った同社マーケティング第三部長の笹原俊一氏は「国内においては2009年4月から当社が取り扱いを開始した。昨年は8・4l換算で6千箱を販売している」と現在の状況を発表した上で「本年は業務用中心にさまざまなプロモーションを展開しており、昨対105%の目標に向けて活動をしている」と語った。

 会見にはカミュ社のグローバル・ブランド・アンバサダーであるフレデリック・ドゥゾジ氏が来日し、新商品の発表に加え、カミュ社が存在しているボルドリー地区の紹介や、こだわりの製造方法などを説明した。

 新商品のテイスティングも行われ、2アイテムに加え「ボルドリーVSOP」にレモンジュースと生姜で作ったフレーバーアイスを浮かべた「ボルドリー・フレシェール」も提供され、飲み方提案も行った。