平成27CY全酒出荷数量

2016年03月24日

 平成27CY(平成27年1月~12月)の全酒類合計出荷数量は885万9923klで、前年同期の883万8456klに比べ0・2%の増加となった。ビールが0・2%の微増となり、増加に転じたほか、ウイスキーが18%増、スピリッツなどが11・7%増と大きく伸びたことが全体の増加につながった。

 主要酒類の平成27年年間の課税移出数量(国産と輸入の合計)は、▽清酒=55万5108klで前年に比べて2%減▽連続式蒸留焼酎=40万2080klで3・6%減▽単式蒸留焼酎=48万3767klで2・1%減▽みりん=10万8110klで3・7%増▽ビール=276万8956klで0・2%増▽果実酒=37万9201klで2・1%増▽ウイスキー=13万8305klで18%増▽発泡酒=78万5286klで0・4%増▽その他の醸造酒=53万2219klで6・6%減▽スピリッツなど=48万2607klで11・7%増▽リキュール=217万2454klで0・1%増――となり、ウイスキー、スピリッツなどで2ケタの伸びとなった。

 また平成27年における国産酒類課税出荷数量は821万1986klで前年の817万5634klに比べ0・4%の増加の状況となり、輸入酒類課税移出数量は64万7937klで前年の66万2822klに比べ2・2%減少した。

 主な輸入酒類の課税状況は、▽連続式蒸留焼酎=5万317klで3・4%減▽ビール=3万2049klで3・5%減▽果実酒=26万6354klで2・8%増▽ウイスキー=2万1544klで22・3%増▽スピリッツなど=1万1452klで4・2%減▽リキュール=24万7309klで8・5%減――となり、果実酒、ウイスキーで数字を伸ばした一方、ビール、スピリッツ、リキュールなどで減少となった。

 なお昨年12月単月の全酒類課税移出数量は、99万742klで前年の97万2712klに比べて1・9%増加した。

 主要酒類の課税移出数量は、▽清酒=8万9273klで前年に比べて4・7%減▽連続式蒸留焼酎=4万4657klで3・4%減▽単式蒸留焼酎=5万8313klで4・2%減▽みりん=1万1960klで0・2%減▽ビール=33万8872klで1・8%増▽果実酒=3万3774klで4・6%減▽ウイスキー=1万5251klで11・1%増▽発泡酒=8万3208klで0・3%減▽その他の醸造酒=6万1063klで9・7%増▽スピリッツなど=4万7123klで8・8%増▽リキュール=20万1494klで6・3%増――となり、ウイスキーは2ケタの伸びとなった。