機器組合が総会

2016年02月12日

 【東京】全国醸造機器工業組合は1月27日、新年会を日比谷の松本楼で開催した。

 今年の新年会には2014年ミス日本酒の森田真衣さんが講演。これまでの活動や国内外でのイベントの報告。今後の活動などについて話した。

 新年会の冒頭、あいさつに立った喜多常夫理事長は、「昨年の日本酒の出荷数量は若干、マイナスとなったようだが、ビンの出荷は増えたと聞いている。これは付加価値の高いお酒が増えているということだろう。日本酒業界は、一つの方向性として高品質なお酒造りへと向かっているようだ。われわれ機械、用品業界も補助金や税制の効果もあり、昨年はおおむね忙しい一年だった。業界がクオリティを高める方向へ向かっているので、われわれとしてもそうしたところへも力を注ぎ、自主的に発展していけるような基盤作りをしていきたい」と述べた。

 また、来賓に招かれた日本酒造組合中央会の岡本佳郎副会長は、「国内の出荷が前年を下回る中、海外の輸出については好調に推移している。特に特定名称酒は好調で、アメリカ、カナダ、ドイツなどでは特定名称酒の割合が9割を超えている状況だ。アメリカ、カナダなどはTPP対象国であることから輸出に一層の弾みがつくと、期待している」と話した。