中野BC 「にほん酒BAR」を開催

2016年02月10日

 【和歌山】中野BCは1月31日、海南市藤白の同社敷地内で、搾りたての新酒などを楽しむイベント「にほん酒BAR~日本酒を楽しむ会」を開催し、約2500人が来場した。

 同イベントは、約1万坪の敷地全体を一般開放して行うもので、同社自慢の日本酒を試飲できるほか、マグロの解体ショーやめはり寿司、どんどん焼きなど地元の飲食店30店が屋台を出展し、家族揃って一日楽しめる。

 日本酒は、この日しか味わえない新酒「紀伊国屋文左衛門<紅>ささにぎり生原酒」をはじめ、同社の主要ブランド「長久」「紀伊国屋文左衛門」や梅酒、ノンアルコールの「うめジュレップ」シリーズなどを揃え、会場内に4カ所設置したバースペースで提供した。

 また、木造の旧酒蔵を1日限定の「超久酒場」としてオープンし、「大吟醸・紀伊国屋文左衛門<黒>」「超久・和歌山県産山田錦2014」「古酒・貴醸酒」などの“プレミア日本酒”を試飲販売した。

 さらに県内の観光名所にもなっている同社内の3000坪の泉水庭を望む屋敷・長久邸も飲食スペースとして開放したほか、日本庭園では燗酒を楽しむ「燗BAR」や餅つきなどのイベントも行った。

 同社の中野幸生代表取締役会長は、「日本酒にフォローの風が吹いており、若い人も日本酒に興味を持ちつつある。そんな中で酒蔵も、もっとおいしいお酒をつくろうという気持ちが強くなりつつある。日本酒に注目が集まる中、業界もそれに向けて力を注ぐ必要がある。今回のイベントも、お客様と日本酒をつなぐ一助となるかと思う」と語った。