サッポロヱビスブランド戦略発表

2016年02月05日

 サッポロビールは1月25日、「2016年ヱビスブランド戦略」を発表した。

 同社は今年、「ビール強化元年」と位置づけ、消費者の意識変化をチャンスと捉え年間を通じて積極的なマーケティングを展開していく。特に「ヱビス」はクオリティアップを行い、通年型の新商品を投入するなど“攻め”のマーケティングを行い、ブランド合計で前年を5%上回る1000万ケースの販売目標を掲げた。

 3月15日から実施するクオリティアップでは、中味をヱビス香のバランス追求と制御技術の確立を行うほか、きめ細かい醸造工程管理による上質で持ちの良い泡にする。またパッケージは恵比寿様と商品名が引き立つデザインに変更し、これまで「BORN1887」と日本麦酒醸造会社の設立年である1887年が表示されていたが、ヱビスブランドの発売年である1890年に変更する。クオリティアップを前に3月10日から13日の期間、東京ミッドタウン内のアトリウムで「NEW YEBISU PREMIUM LOUNGE」と題し、魅力的なフードなどとともに一足先にヱビスを楽しめるイベントを実施する。

 大都市圏では、ヱビスのエクステンション品を飲用できる機会を創出するため、3月下旬から業務用でヱビス4連ドラフトタワーを設置する。

 また、昨年実施した「バカラ ビアタンブラーキャンペーン」を今年も実施。当選者数を昨年の2倍の2000人とするほか、ヱビスビール記念館ではインバウンド対策の拡充などを行う。