カゴメ 大阪で新年度提案会を開催

2016年02月05日

 【大阪】カゴメ大阪支店は1月26日、春の新商品案内や新メニュー提案を行う「2016年カゴメ新年度提案会」を淀川区の同支店で開催した。

 冒頭あいさつで小豆川裕男支店長は、「当社の昨年の業績は前年比96%と残念ながら前年を下回る結果となった。一方で良い兆しもあり、一時期低調だった野菜飲料が回復基調にある。またトマトケチャップなど食品は前年をクリアし、順調に推移した」と業績を説明するとともに、同支店の今年度の目標について、「カゴメのファンづくりをさらに進めることが究極の目標となっている。関西の人とともにスケールの大きな需要づくりに努めていきたい。そのためには多くの人とつながり、お惣菜やベーカリーの分野や法人需要、さらにはネットの世界にまで広がり、需要創造する力をさらに付けていきたい」と強調した。

 続いて簗田衛営業推進部長は「関西エリアの健康状態と消費者トレンドから見たご提案」として、「高齢化社会はますます進行し、国も医療費や健康保険料を制御するために、より“食”の指導を行う方向に進む。近畿2府4県で健康に関する調査を行ったところ、『平均寿命』は大阪・和歌山は全国ランキングでも低く、『健康寿命』も大阪は低い位置にある。『野菜摂取量』についても大阪・奈良は男女ともワースト10に入っている。今後、食を通した健康提案をさらに進める必要がある」と説明した。

 さらに今年度取り組みについてPRを行った。

 【機能性トマトジュース】健康の大切さが改めて世の中の関心事になる中で、「トマトジュース」4種について、機能性表示食品として届出が受理されたことを受け、“血中コレステロールが気になる方に”と機能性表示した商品を2月2日から全国で発売する。

 トマトジュースは健康意識の高い商品であり、メジャーブランド+自然由来成分で明快な機能を訴求できる。

 【トマトパッツァ】近年、食卓におけるトマトケチャップメニューが増えつつある。また消費者の健康意識調査で「魚を食べる」という意見が上位にある一方、魚の調理行動は調理技術の低下が顕著となっている。

 そんな中で同社は、簡単に調理できるメニュー“魚介類のトマトソース煮”「トマトパッツァ」を提案する。これはフライパンなどに、好みの魚介と野菜を入れ、トマトソースとともに蒸し煮するだけの簡単メニューとなっている。

 【「野菜生活100Peel&Herb」】働く女性に向け、リラックス効果のあるハーブに着目し、柑橘のピール(皮)とハーブを組み合わせた、新感覚の野菜・果実ミックスジュースとして3月1日から発売する。