サッポロ岩間氏お別れの会開催

2016年02月05日

 昨年11月16日に死去したサッポロホールディングス元社長の岩間辰志氏のお別れの会が1月18日、帝国ホテル東京で執り行われ、故人を偲んで酒類業界関係者ら多数がお別れに訪れた。

 岩間氏は、昭和14年8月21日生まれ。早稲田大学卒業後、日本麦酒(現サッポロホールディングス)入社。神戸を皮切りにビール営業で持てる知力と気力を発揮後、ロジスティクス部長時代には物流の合理化を断行し、経営に大きく貢献した。その後、常務取締役営業本部長を経て平成11年に社長に就任。平成15年7月にはビール業界初の純粋持株会社制度を導入し、サッポロホールディングスの社長に就任した。社長在任中には発泡酒「北海道生搾り」が大ヒットし、同社としては過去最高の売り上げを達成。5年ぶりのシェアアップに大きく貢献し、また麦芽とホップを100%「協働契約栽培」にする取り組みを開始し、今もなお世界に類を見ない試みとしてビール通の支持を得ている。