吟醸工房・浜福鶴 蔵開きに3千人が来場

2016年02月04日

 【兵庫】小山本家酒造は、神戸市東灘区の「吟醸工房・浜福鶴」で第12回蔵開きの会を1月23日・24日の両日開催した。

 同イベントでは同蔵前の広場を開放し、蔵開き会限定の「しぼりたて」を用意、「甘酒」とともに来場者に振る舞った。また有料試飲コーナーでは、「極上七ツ梅」「生酒・空蔵山田錦」「蔵出し生しぼり」「リキュール柚子日和」の4種を1杯200円で提供した。あわせて、粕汁や炭火焼きそば、おでんや焼きそばなど、多彩なフードメニューの屋台も多く立ち並んび、大人から子供までが開放感ある蔵の空気を満喫した。

 また、館内では吟醸寄席を行ったほか、屋外ステージでは灘の酒造り唄保存会による「酒造り唄」の披露や利き酒大会を行った。

 灘浜福鶴蔵の白田篤史総支配人は、「蔵開きの会は恒例となっており、今回は吟醸工房開館20年目の記念すべき会となった。多くの人に支えられ、今年は約3000人の来場客を見込んでいる。現在日本酒は多くの人から注目を集めており、こういったイベントを中心にもっと盛り上げていけたらと思っている」と語った。

 【吟醸工房・浜福鶴】伝統の酒造りを多くの人に伝えたいとの思いを込めて、全工程をガラス張りで見てもらえる設備をそなえて、平成8年3月22日にオープン。年間を通して酒造りの出来る設備をそなえ、平均精米歩合51%で特定名称酒だけを醸造している。