美少年が東京で新商品発表会

2016年02月03日

 【東京】清酒「美少年」で有名な㈱美少年(熊本県菊池市、千堂敬一郎社長)は1月25日、都内で「美少年『零』発売記念記者発表会」を開催した。

 今回、同社が25日に発売したのは「美少年 時の環」「同零」「同幻夜」「同<復刻版>」の4アイテム。うち「時の環」「零」「幻夜」は「銀河鉄道999」などで有名な漫画家・松本零士さんがラベルデザインをてがけた。

 「時の環」は大吟醸の6年貯蔵酒で、まろやかな口当たりと甘味が特長となっている。100本限定発売で720ml/1万800円。「零」は地元農家が栽培した米と、日本名水百選の菊池渓谷の水、菊池市出身の杜氏が醸した「オール菊池」の純米吟醸酒。1・8l/3132円、720ml/1555円。「幻夜」は新酒の荒々しいアルコールの辛みが特長の大吟醸酒で、1・8l/8856円、720ml/4428円。「復刻版」は大正9年発売当初の商品をイメージして造られた純米吟醸酒。1・8l/2656円。

 発表会の冒頭、あいさつに立った同社の千堂社長は「当社は廃校となった旧水源小学校に製造場を移転し、再出発した。従業員12人は全員地元の人間で、一昨年から地元農家の米を使って酒を醸している」と同社の紹介を行った上で「当社の杜氏である水上弘童が松本零士さんの大ファンで、ファンレターとお酒を送ったきっかけで、ラベルの監修を手掛けてもらうこととなった」と新商品発売の経緯を述べた。

 発表会には松本氏に加え、タレントの磯山さやかさんと、おのののかさんも登場し、同社とのエピソードや日本酒に関するトークセッションで会場を盛り上げた。

 【㈱美少年沿革】

 平成24年6月㈱美少年設立。平成25年㈱美少年が火の国酒造㈱より酒類製造・販売の事業譲渡を受け、11月に熊本県菊池市の旧水源小学校に酒類製造場を新設した。平成26年3月には移転後に初めて仕込んだ新酒・純米吟醸「劍門」を発売した。