2015年酒類販売業倒産件数

2016年02月02日

 民間の信用調査会社・帝国データバンクが発表した2015年の全国企業倒産集計によると、年間の倒産件数は8517件で前年同期の9180件に比べ7・2%減少した。負債総額は2兆108億800万円で7・7%の増加となった。

 同期間の酒類販売業者の倒産件数は66件で前年同期の55件に比べ11件の増加。負債総額は82億900万円で前年同期の88億3800万円に比べ減少となった。

 スーパーマーケットの倒産件数は37件で前年同期に比べ10件減少。負債総額は132億9400万円で前年同期の139億6600万円に比べ減少となった。

 12月単月の全国の企業倒産件数は694件で前年同月に比べ7・3%の増加。負債総額も3855億9300万円で115・1%の大幅増加となり、2015年最大を記録した。

 12月の酒類販売業者倒産件数は6件で前年同月の3件に比べ増加。負債総額も13億1500万円で前年同月の2億9100万円に比べ大幅増加となった。

 2015年月別倒産件数の推移は▽1月=2件(前年同月6件)▽2月=8件(6件)▽3月=8件(5件)▽4月=12件(4件)▽5月=7件(5件)▽6月=5件(3件)▽7月=3件(6件)▽8月=6件(5件)▽9月=3件(2件)▽10月=5件(5件)▽11月=1件(5件)▽12月=6件(3件)――となっている。

 今後の見通しとして同社は「各種リスクも山積しており、倒産が増加傾向に転じる可能性は否定できず、予断を許さない状況が続く」としている。