平成27年11月の全国清酒焼酎課税移出数量

2016年01月25日

 日本酒造組合中央会が発表した11月の全国清酒課税移出数量は6万792klで、前年の6万2487klに比べ2・7%の減少となった。

 主産地の出荷数量と前年同月比は▽新潟県=5671klで0・5%増▽京都府=1万3474klで2%減▽兵庫県=1万6714klで2・6%減▽福島県=1339klで0・2%減▽秋田県=2114klで4・6%減▽広島県=1254klで6・1%減――となり新潟県のみ前年を上回った。

 タイプ別出荷数量と前年比は▽吟醸酒=7040klで8・1%増▽純米吟醸酒=3798klで13・8%増▽純米酒=6313klで4・5%増▽本醸造酒=5590klで5・1%減▽一般酒=4万1850klで5%減(うち生酒は3842klで15・6%増)――となり、本醸造酒、一般酒で前年を下回った。

 また1―11月累計の清酒の出荷数量と前年比は、全体で46万4809klで、前年同期の47万2665klに比べて1・7%の減少となった。

 タイプ別で見ると▽吟醸酒=5万1710klで11・6%増(うち純米吟醸酒は3万802klで16%増)▽純米酒=5万1767klで4・3%増▽本醸造酒=3万9992klで4・3%減▽一般酒=31万7335klで3・8%減(うち生酒は3万2698klで4・7%増)――の状況で、累計でも純米酒系および吟醸酒系が好調に推移している。

 11月の輸出免税数量は1328klで、前年同月の1246klに比べて6・6%増加。1―11月累計では1万4302klで8・3%の増加となっている。

 また、同中央会が発表した11月の単式蒸留焼酎課税移出数量は4万1308klで、前年同期の4万627klに比べ1・7%の増加となった。

 主産地の出荷数量と前年対比は▽福岡県=3780klで1・3%減▽佐賀県=327klで5・5%増▽長崎県=277klで10・8%減▽熊本県=1546klで3・3増▽大分県=8743klで2%増▽鹿児島県=1万1176klで1・9%減▽宮崎県=1万1762klで8・1%増▽沖縄県(泡盛)=2045klで0・4%増――の状況で、福岡、長崎、鹿児島で前年を下回った。

 原料別では▽さつまいも=1万8848klで3・3%増▽米=3813klで2%増▽麦=1万6555klで0・7%減▽そば=865klで9・1%増▽酒かす=53klで6・8%減▽その他=1173klで4・3%増――の状況で、麦、酒かす原料で前年を下回った。

 1―11月累計の出荷量は42万945klとなり、前年に比べ2・8%の減少となった。原料別では▽さつまいも18万1311klで0・4%減▽米=3万6710klで3・7%減▽麦=16万6786klで2・1%減▽そば=8482klで0・9%増▽酒かす=486klで10・3%増▽その他=1万769klで0・9%増――となり、累計ではそば、酒かす原料で前年を上回った。

 11月の輸出免税数量は76klで、前年同月の36klに比べ113%の大幅増加となった。1―11月累計では98klで28・4%の増加となっている。