今年9月の清酒輸出数量

2015年11月25日

 財務省貿易統計によると、今年9月の清酒輸出数量は、1330klとなり、前年の1282klに比べて3・7%の増加となった。金額ベースでも10億2192万円で前年の9億2093万円に比べて11%増加し、依然、好調に推移。累計でも数量、金額とも2ケタ増の推移が続いている。

 財務省貿易統計によると、平成27年9月の清酒の輸出数量は1330klとなり、前年の1282klに比べて3・7%の増加となった。

 国別ではアメリカが最も多く364klで前年に比べて9・8%の増加となった。2位の韓国は235klとなり前年に比べて25・3%減と大きく数字を落とした。3位の台湾も128klで前年に比べて23・5%減と大幅な減少となった。4位は中国で107klとなり前年に比べて58・5%増と大幅に増加。5位は香港で89klとなり前年に比べて2・1%の増加となった。

 金額ベースでは10億2192万円で前年の9億2093万円に比べて11%の増加となった。

 国別では、金額ベースでもアメリカがトップで4億38万円で前年に比べて19・3%の増加。次いで香港が1億4117万円で前年に比べて13・5%の増加となった。3位は韓国となり、1億988万円で20・9%の大幅減少となり、4位は中国で7086万円で前年に比べて79・6%増と大幅な増加となった。5位は台湾で5760万円で前年に比べて9・1%減少した。

 数量ベース、金額ベースとも、清酒の輸出先主要五カ国のうち、韓国、台湾で数字を落としたものの、アメリカ、中国、香港は好調に推移。特に中国は大きく伸ばした。

 また、今年1月からの累計では、数量ベースで1万2989klとなり前年に比べて10・7%の増加となった。また、金額ベースでは100億2979万円で23・1%増加。9月までで一昨年の年間輸出金額に迫って推移している。

 国別では、アメリカが3518klで前年に比べて10・6%増、韓国が2335klで0・3%増、台湾が1466klで18・1%増、香港が1275klで5・6%増、中国は1083klで48・6%増となり、5カ国すべてで前年を上回った。

 金額ベースでは、アメリカが36億7600klで23・9%増、次いで香港は16億154万円で23・2%の増加。韓国は9億5869万円で1・2%減少し、中国は8億3394万円で83・6%増と大幅に増加。また、5位の台湾も6億1432万円で35・8%増と大きく伸ばした。

 なお、上位五カ国のシェアは、数量ベースで74・5%、金額ベースでは76・6%となっている。