伊藤忠食品第2四半期決算

2015年11月09日

 【東京】伊藤忠食品(大阪市中央区、星秀一社長)は11月2日、同社東京本社でマスコミを集め「2016年3月期第2四半期決算説明会」を開催した。

 同社の第2四半期(2016年4月1日~9月30日)の売上高は3282億円で前年同期に比べ5%増加した。営業利益は15億円で4・9%増、経常利益は19億円で0・6%増となったが、四半期純利益は11億円で7・9%減での着地となった。

 売上高の増加要因は①4―5月で前期の仮需反動が無くなったことにより30億円増②持分法子会社1社を連結子会社としたことにより26億円増③夏場の飲料・ビールの好調から組織小売業との取引拡大等により101億円増――が挙げられる。

 四半期純利益の減少要因は前期に株式売却益等を計上し、特別損益1億円が減少したためとなっている。

 商品分類別の売上高は▽ビール=806億6500万円で3・7%増(構成比24・6%)▽和洋酒=446億7900万円で2・5%増(13・6%)▽調味料・缶詰=474億700万円で2・7%増(14・4%)▽嗜好・飲料=799億7400万円で11・3%(24・4%)▽麺・乾物=282億400万円で3・1%増(8・6%)▽冷凍・チルド=123億6800万円で15%増(3・8%)▽ギフト=246億9000万円で0・5%減(7・5%)▽その他=102億2500万円で0・3%増(3・1%)――となっており、夏場のビール・飲料の好調と、連結子会社化で冷凍・チルド商品の増加が目立っている。

 業態別売上高は▽卸売業=435億9500万円で0・6%減(構成比13・3%)▽百貨店=143億円で28・3%増(4・4%)▽スーパー=1888億7300万円で4・2%増(57・5%)▽ミニスーパー・CVS=590億600万円で8・8%増(18%)▽その他小売業=95億1900万円で4・3%増(2・9%)▽メーカー他=129億2100万円で前年並み(3・9%)――となっている。