台風17号・18号の影響

2015年09月16日

 台風17号・18号の影響による大雨が10日、関東地方に大規模な水害を引き起こした。茨城県では常総市内を流れる鬼怒川の堤防が決壊。市内に濁流が流れ込んだ。

 茨城県酒造組合によると「鬼怒川沿いの山中酒造店と野村醸造と連絡が取れない(9月11日午前9時現在)」状況。一方、栃木県では小山市の2件の蔵元(小林酒造・杉田酒造)が浸水被害にあったものの、県組合によると「それほど被害が大きいとは聞いていない」とし、今期の造りには影響はないようだ。また、宮城県大崎市内の渋井川でも堤防が決壊。同市内にも多くの酒蔵があることから被害はさらに拡大する恐れもありそうだ。

 なお、今回被害が大きかった茨城、栃木両県はいずれも米の生産量も多く、加工用米の生産量は合せて2万tを超えている。今回は広い範囲で被害が発生しており、全農担当者は「現在は状況を確認中」としながらも「収量もそうだが品質も心配」と話し、今回の大規模水害は全国の酒蔵にも影響を与えそうだ。