ヤマエ久野が東京で展示会

2015年09月15日

 【東京】福岡の酒類卸会社・ヤマエ久野(博多区博多、網田日出人社長)とグループ企業のトウヤマ(江東区南砂)は9月9日、九段下のホテルグランドパレスで「本格焼酎・泡盛&地酒フェスタin東京」を開催した。

 東京での開催は今回で13回目で、出展メーカーは▽焼酎=福岡県7社、佐賀県2社、長崎県3社、大分県11社、熊本県13社、宮崎県15社、大分県11社、鹿児島県45社、本州その他14社▽清酒=14社――の合計121社、1489アイテムが出品された。

 今回の主な企画展示は▽蔵元の隠し酒=同展示会限定の厳選された本格焼酎8アイテムを展開。量産が難しい丁寧に仕込まれた芋焼酎や、鑑評会優等賞を受賞した2年貯蔵酒などここでしか手に入らない高付加価値な商品を紹介した▽関東初上陸焼酎=関東地方では手に入らない芋・麦・米・泡盛など16アイテムを出品した▽地元でしか手に入らん!焼酎集めました!=焼酎王国「九州」を代表する各県から、その土地でしか販売されていない焼酎を一同に集めた。鹿児島、宮崎、熊本、大分、長崎、福岡各県から44アイテムを出品した――など魅力ある展示で来場者をもてなした。

 ほかにも、甕壺入り商品を集めたブースや、国産ラムの展示、西日本の清酒銘柄を集めたコーナーなどさまざまな企画で商材の提案を行った。

 同社関係者によると「当社の今年の4月から8月の売上業績は前年比110%と好調に推移している。4月は昨年の増税反動減の裏返しで前年30%以上の増加となったことも数字に寄与している」と昨今の状況を語った上で「『秘蔵古酒』など全社を挙げて企画した商品に加え、地域ごとにその土地にあった企画を細やかに打ち出している部分が受け入れられていると感じる。こういった企画が好調の要因だろう」と分析した。