西野金陵、新製品相次いで発売

2015年09月15日

 【香川】四国大手の清酒メーカー、西野金陵(本社・高松市)は、日本の伝統的な「色」を酒名やラベルに用いた日本酒の新製品を相次いで開発している。「真紅(しんく)」「濃藍(こいあい)」「千歳緑(ちとせみどり)」などで、今秋も新たに投入する。

 一方、原料米に「あきげしき」を使った製品も開発。

 「西野金陵」の酒蔵がある多度津町葛原は古来から良質の湧き水で豊かな「農業地帯」として知られ、同米は高品質な一等米だ。日頃から品質追求に余念がない地元農家の人々が丁寧に育てあげているという。

 同社は、こうした良質な「原料米」を使い、女性陣らが開発したおしゃれなコンセプトの特別限定品「INITIAL・A(イニシャル・エー)」(黒、白)を発売する。

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 <伝統色>

 【純米吟醸「濃藍」】

 ▽1・8L3240円、720ml1620円。精米歩合58%のオオセトを原料米にアルコール15-16度。爽やかな果実香と滑らかな旨味が調和し、9月22日から発売。

 【特別純米「千歳緑」】

 ▽1・8L2376円、720ml1188円、300ml432円。精米歩合58%のオオセトを原料米にアルコール15-16度。日本酒度プラス2・0、酸度1・3、アミノ酸度1・2。

 ▽穏やかでふくよかな香りと、コクの中にも旨味がある心地よい酸味でスッキリした喉ごし。10月13日から発売。

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 <あきげしき>

 【2015「限定頒布会」】

 ▽1・8L、毎月3240円、3回▽10月オオセト、11月あきげしき、12月さぬきよいまい▽純米吟醸生詰原酒=すべて精米歩合58%で火入れ1回の生詰、アルコール17度の原酒に統一した。県産3種のコメの魅力を楽しめる。

 【INITIAL・A】

 ▽原料米あきげしきの特別限定品、1・8L、各2808円▽黒=純米原酒、アルコール17-18度、精米歩合70%▽白=純米吟醸、アルコール16-17度、精米歩合58%。