九州清酒協議会、九州の日本酒をPR、大阪で利き酒会と楽しむ会

2015年09月01日

 【大阪】九州清酒協議会は8月27日、九州6県の蔵元が集う「九州の地酒・利き酒商談会」を大阪市北区のヒルトン大阪で開催した。また、同蔵元の日本酒と料理を楽しむ「九州の日本酒を楽しむ会イン大阪」も同時開催した。

 同イベントは、九州の日本酒を大阪に広く伝えることを目的に開催したもので、今回が初の開催となる。

 「九州の地酒・利き酒商談会」は、小売店・卸店、料飲店などを対象とした利き酒会で、22の蔵元が出展し、日本酒を中心に焼酎やリキュールなど、各蔵取り扱いの自慢のお酒を揃え、試飲・商談を行った。また、海苔やウニ、からすみなど九州の珍味コーナーも出展し、九州のお酒に合うおつまみとして併せて提案した。

 出展社の1つ、八鹿酒造(大分県)は、「八鹿・吟醸」「八鹿・特別純米」などを揃え、「特別純米は男性向け、吟醸は女性向けの味わいで、どちらも冷やしておいしく、今の時期にピッタリ」と来場者に向け、出展酒の魅力をアピールした。

 同協議会で今回のイベントの開催代表を務める小松大祐氏(小松酒造代表取締役)は、「九州は焼酎のイメージが強いが、実は歴史ある蔵も多く、魅力的な日本酒もたくさん揃っている。さらに『大阪では九州の日本酒に関するイベントがないのでやってほしい』との声も受けたことをきっかけに今回のイベントを開催した。個々の蔵でなく、これだけ揃って開催することで、『九州の日本酒』を強く訴求することにもつながる」と開催の経緯を説明するとともに、「来場されている人を見ると、若い人が多く、勉強熱心な人も多い。大阪という土地は、九州の日本酒が受け入れられやすい土地だと思う。1人でも多くの人に九州の日本酒の魅力が伝わればありがたい」と語った。

 【利き酒商談会・出展社(社名・代表銘柄)】▽無法松酒造「舞姫」(福岡)▽若竹屋酒造場「若竹屋」(同)▽東鶴酒造「東鶴」(佐賀)▽天吹酒造「天吹」(同)▽基山商店「基峰鶴」(同)▽古伊万里酒造「古伊万里前」(同)▽幸姫酒造「幸姫」(同)▽天山酒造「天山」(同)▽矢野酒造「肥前蔵心」(同)▽小松酒造「万齢」(同)▽光武酒造場「光武」(同)▽宗政酒造「宗政」(同)▽梅ヶ枝酒造「梅ヶ枝」(長崎)▽福田酒造「福鶴」(同)▽重家酒造横山蔵「横山五十」(同)▽クンチョウ酒造「薫長」(大分)▽浜嶋酒造「鷹来屋」(同)▽中野酒造「ちえびじん」(同)▽小松酒造場「豊潤」(同)▽八鹿酒造「八鹿」(同)▽三和酒類「わかぼたん」(同)▽千徳酒造「千徳」(宮崎)▽花の香酒造「花の香」(熊本)▽河津酒造「花雪」(同)▽山村酒造「れいざん」(同)▽瑞鷹「瑞鷹」(同)