東京雄町サミット2015

2015年07月27日

 【岡山】幻の酒米「雄町」を使った日本酒が全国から集結――。第7回「雄町サミット」が7月30日、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で開かれる。午後4時から7時まで4階ジュピターで。

 「酒蔵」や「コメ生産者」も参加し、雄町で醸された日本酒による「懇親会」を立食形式で開催。酒やコメ作りの会話を楽しみながら、お気に入りの逸品を見つけることが出来る。

 「きき酒コーナー」では、各蔵が醸す「雄町らしさ」を飲み比べ。「ふくよかな味わい」「しっかりしたボディ」「幅のある味」など様々な表現で評価される雄町による日本酒の魅力を存分に堪能できるとしている。

 「参加費」5千円で、先着300名。岡山特産の白桃やマスカットも試食できるという。「主催」は岡山県酒造組合、岡山県酒造好適米協議会、JA全農おかやまで、「後援」は日本酒造組合中央会、岡山県、アスク、新中野工業、フジワラテクノアート。

 「問い合わせ」は、JA全農おかやま(米穀部米穀課、TEL086―234―6876)へ。

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 【雄町サミット】

 ▽いま人気急上昇中「雄町」の主産地である岡山県。同県の酒米生産者と酒蔵が協力し、同米を原料とした日本酒のPRを目的に今年で7回目。

 ▽日本酒専門家による「歓評会」で当日、優等賞を発表予定。酒蔵を歓迎する意味を込めて「歓評会」と称している。 

 <雄町について>

 「雄町」は1859(安政6)年に現在の岡山市中区雄町の農家が発見した酒米で、生産量95%を岡山県産で占める。栽培が難しいことから一時生産量が激減。「幻の酒米」と呼ばれるようになったが、酒蔵の根強い要望で回復。

 150年以上も途絶えることなく「純血」を保って栽培されている酒米は同米のみ。「山田錦」「五百万石」が血統を引き継いでいる品種という。